ケミカルピーリング

ケミカルピーリングって?

ケミカルピーリングとは酸を用いて肌を刺激することで、肌が本来持っている働きを活発化させるものです。老化した肌を美しい肌へとよみがえらせることができます。
本来、肌には古くなった角質をアカとして剥がし落とし、新しい細胞を次々と生み出す機能が備わっています。

しかし、日々のストレスや加齢、長年の紫外線によるダメージで、この再生機能は徐々に衰えてしまいます。するとシミ、シワ、肌荒れ、かさつき、くすみといったさまざまな肌のトラブルが生じてくるのです。
ケミカルピーリングは、そんな肌の表面にこびりついた古い角質や整った肌表皮の一部を取り除き、スベスベで張りのある、新しく美しい肌へと生まれ変わらせます。

肌が荒れているから保湿クリームを塗る。そんな一時的な対処療法ではなく、細胞に働きかけて肌の再生メカニズムを正常に戻し、内側から根本的に美しくする。それがケミカルピーリングという治療法です。

ケミカルピーリングの効果

大きく分けて、3つの肌トラブルを解決します。

1

シミ・美白

古い角質のメラニンを除去するのでくすみがなくなり、美白・美容液の浸透性が良くなります。

2

シワ・保湿

保湿性の高い角質が表面にでてきます。また、シワに効くレチノールの浸透性がよくなります。

3

吹き出しもの・ニキビ

ニキビの原因となる毛穴の詰まりがなくなるため、ニキビのもととなる白ニキビ(コメド)が解消されます。

ケミカルピーリングの流れ

Step1 診療治療計画の決定

患者さまの肌の状態を診た上で、ピーリング剤の種類、濃度、塗布時間などを決めます。

↓

Step2 洗顔

洗顔で皮脂や汚れを落とします。場合によってはアセトンやエタノールで皮脂を拭き取り、脱脂することもあります。

↓

Step3 ピーリング剤塗布

綿棒や刷毛などでピーリング剤を塗布します。

↓

Step4 拭き取り

ガーゼなどを使い、塗布したピーリング剤を拭き取ります。

↓

Step5 アフターケア

患者さまの皮膚の状態に応じて対処します。
使用する薬剤によって多少は異なりますが、肌が酸によって赤くなった瞬間に、中和剤で酸の浸透を止めます。そのとき、化学的に発生した中和熱は肌に有害ですので、氷水で冷したペーパータオルやガーゼなどを使い、状態に応じたクーリングを行います。
ピーリング剤を塗布した瞬間はヒリヒリした痛みを感じることがありますが、これは酸によって、わざと軽い火傷の状態をつくり出しているためです。

Q&A

Q

効果はすぐに現れますか?

A

一般的には、3~4回の施術で効果が実感できます。ただ、薬剤の種類や年齢、季節、症状の軽重に応じて、その効果が出てくるまでの時間はさまざまです。
すぐに効果が見られない場合も、根気よく続けることが目標達成のカギとなります。

Q

ケミカルピーリングは怖くないですか?

A

肌を溶かすのではないかとご心配されている方もいらっしゃるかもしれませんが、施術の過程で無理に剥がしたり、肌をめくるようなことはありません。老化によって衰えた肌を再生させる、本来持っている皮膚のメカニズムをスムーズに行っていく手助けをします。

Q

アレルギー肌や敏感肌でも受けられますか?

A

一度診療にお越しください。どれくらいのアレルギー反応はあるのか、しっかりと確認させていただきます。

Q

施術後に注意することはありますか?

A

ピーリング後の肌は非常にデリケートな状態になっておりますので、紫外線や乾燥に気を付け、日焼け止めのクリームや保湿クリームを塗り、あまり刺激を与えないように気をつけてください。